横浜の子どもたちのための研究会に        法村 盛郎

 この度、横浜市立中学校教育研究会社会科部会会長を務めることになりました、笹下中学校校長 法村 盛郎と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私は、15年ほど前に研修部副部長、事務局長として研究会にかかわり、勉強させていただきました。昨年度、副会長として研究会や関東ブロック横浜大会に関わり、そして今年度、会長としてとても重い職責を担うことになりました。これまで、数多くの先輩方が多忙な時間をやりくりししながら身を粉にして取り組み、創り上げてきた「横浜の社会科」、そして社会科研究会。伝統の重みに押しつぶされそうな思いですが、精一杯務めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 研究はだれのために行うのか。当然ながら目の前の生徒のためです。生徒にとって学力向上はだれもが願うことであり、まさしく人権の根本でもあります。「わかりたい」「できるようになりたい」という生徒の思いを具現化し、自尊感情を高めるために「分かる授業」「楽しい授業」づくりが何より大切だと思います。「生徒のため」に、授業づくりや授業力向上に向けた研究、教師自身の見聞を広げる巡検等、日々の授業に役立てられるような活動を行っています。横浜の子どもたちのために、、そして、横浜の社会科のために、ぜひ、多くの先生方と一緒に活動していきたいと思っています。研究会活動へのご理解とご参加をお待ちしています。

 

研究部会の活動

 5月21日に第一回研究部会が開催されました。研究テーマの確認と表現活動についての意見交換を行いました。港中学校の加藤先生や中山中学校の佐々木先生などから授業実践例などの紹介をいただきました。また研究部からポスターセッションなどの発表方法についての提示ありました。

 5月28日に授業づくり特別委員会(J委員会)の研修に参加してきました。戸塚中学校の鈴木先生による楽しい歴史講座でした。まず初めに近現代についてどのような歴史観をもつか説明があり(明治時代は「国民国家の形成」第一次大戦後は「総力戦体制の形成」)、その歴史観にもとづいた単元作りや教材などを具体的に話し合いました。理論的な話から実践的な授業づくりまでとても示唆的な講座でした。次回は古

代についてです。  J委員会への参加は、戸塚中 鈴木浩先生まで(yu64-suzuki@city.yokohama.jp

 530日に北部学校教育事務所で行われた授業づくり講座にも参加してきました。9年前の全国大会で研究した「意欲的な学び」や昨年度の関東ブロック大会で研究した「考えたくなる授業」について指導主事から話があり、アルバムシートの実物などを見て研修を深めました。

研究部 指導案検討会

 7月29日(火)14:00〜16:45 @老松中学校

 「指導案検討会」を開きます。指導案の作成のコツやフォーマットの紹介、実際に9月の研究授業の指導案検討を行います。参加希望の場合は、老松中学校柿崎先生まで連絡下さい。

 

 

研修部の活動

 5月24日に横浜みなと巡検が行われました。関内周辺の歴史を中心に、実際に現地をまわる研修です。文化財や歴史的遺構についてOBの先生方からの詳しい説明を聞くことが出来ました。初任者を中心に60名近い参加がありました。

 夏休み中の8月1日に夏季研修講座、19〜20日に夏季巡検と研修があります。別に案内が送られていますので、確認の上、ぜひご参加下さい。

 

 

夏季研修講座 8月1日(金) @横浜市技能文化会館 多目的ホール

 午前の部 9:30〜11:30 地理歴史講座

   「戦国時代における濃尾地方の抗争〜特に新旧勢力移行をめぐって〜」

 午後の部 13:30〜15:30 指導技術養成講座

   「中学校社会科における消費者教育の授業実践」 →担当:山口(野庭中)

愛知県・尾張北部巡検 8月19日(火)・20日(水)

 ・瀬戸市の窯業について学べる瀬戸蔵ミュージアムで学芸員などからの解説

 ・小牧長久手の戦いで有名、城マニアなら一度は行きたい犬山城

 ・重要キーワード「毛織物」工業について実際に工場に見学

 ・愛知高速交通のリニアモーターカーに貸し切り乗車 →担当:井上(蒔田中)

 

研究推進委員の募集

 「研究会に参加すると研究授業をやらされる」という話がありますが、そんなことは絶対にありません!若手の皆さん一緒に研究部会の活動に参加してみませんか?

研究推進委員になれば、研究会のさまざまな活動を個人宛にご案内します。毎回参加することもできますが、参加できるもの、興味のある会議だけに参加するだけでも大丈夫です。ぜひご登録ください。

ty-tan04@edu.city.yokohama.jp(田中良樹メールアドレス)までメール下さい。